「乗り換え使えば安く買えるのにー!」
「今なら乗り換えで○○円キャッシュバック」
そんな言葉を耳にした事はないだろうか?
今では乗り換えも番号もアドレスも機種もそのままで出来る時代になりました。
一時期は1人何回線も持っていた携帯番号を乗り換え特典で収益を上げていた、そんな通称ケーコジ(ケータイこ◯き)と呼ばれた男達について書いていきたいと思います。
〜第一章〜
【ケーコジのシステムについて】
初めてケーコジというワードを聞く方もいらっしゃるのではないでしょうか?
俗に言う携帯会社を乗り換える事で、その特典が得て、それを繰り返し、大きな収益を得るというやり方です。
例としては、かなり昔にはなりますが乗り換え特典iphone1円+○○円キャッシュバックみたいな形で今ほど規制もなかったので、iphoneは売却、キャッシュバックも貰って、次乗り換えの際の解約金・維持費・事務手数料を考えても利益が出る。
短期解約すぎるとブラックリストに載って携帯契約が出来なくなるので、それを3ヶ月から6ヶ月スパンで回していく。
大まかにはなりますが、昔のこれがケーコジのやり方になります。
〜第二章〜
【まだケーコジという言葉もない頃の初期ケーコジ勢】
今ほど、中古スマホショップや、メルカリなどもなかった10年以上前の話にはなりますが、MNPを上手く回せば利益が出る事に気付いて、ケーコジを始めた始祖達(ここではケーコジ始祖と呼びます)
始祖達はドコモの2in1、一つの携帯で番号が二つ持てるし、その番号は解約金もない。そして維持費も880円と当時の携帯料金を考えるとかなり安い。
この仕組みを使って、番号を量産し、他社へ排出し、端末とキャッシュバックを貰う。
そしてその番号を数ヶ月寝かして他社へ。
このサイクルを何回線も使って、端末は当初、売る場所も少なかったのでヤフオフに出品や独自の買取ルートを持っていました。
まだ数も少ない頃だったのでショップや量販店でもある意味【お得意様】として、扱われていたのを覚えてます。
MNPの数字が欲しいショップや量販店。
より良い条件がないかを探すケーコジ始祖達。
そんなお互いはwinwinの関係となっていき、顔見知りとなって、直接連絡を取り合ったりの場面もありました。
当時よく覚えているのはケーコジ始祖達はこれだけで生活をしている方や、家族がいるけど、仕事はしておらず、これしかしてないなどの進撃のケーコジなどもいたのが衝撃でした。
あとは、そこから得た収益で法人を立て、別事業もやり始めるなどの超大型ケーコジなどもいたのを覚えています。
ただルールもあまり厳しくなかった頃なので、店側も始祖側もやりたい放題の時代だったように思います。
【次回予告】
ケーコジ最盛期!
一般人も気楽に参入できる状態に!
スマホ買取市場、中古スマホ市場の拡大・メルカリも全盛期へ。
そこでのケーコジ混沌時代について!
また次の記事でお会いしましょう。